社会人になると、自己紹介の場面や履歴書などで趣味を聞かれることが多くなります。これといった趣味を持っていないと、返答に困るかもしれません。休日も特にすることがなく、つまらないと思っている人もいるのではないでしょうか?
2020年に行われた博報堂生活総研の調査結果によると、26.2%の人が「自分は無趣味である」と回答したそうです。26.2%――つまり、約4人に1人は趣味がないのです。
そこで、この記事では趣味がないと思っている人たちに向けて、趣味を持つ理由やメリット、そしておすすめの趣味を紹介していきます。
社会人が趣味を持つべき理由
仕事や家事、そして育児などで時間に追われている社会人が、なぜわざわざ趣味を持つべきなのか? その説明からしていきます。
本業のパフォーマンス向上につながるから。
イギリスのシェフィールド大学の研究によると、趣味に費やす時間が多い人ほど、仕事で大きなパフォーマンスを発揮することがわかりました。
その理由は、趣味を行うことで脳内のリソースが早く回復するからだと推察されています。そう言われてみれば、趣味を極めていて社会的に成功している経営者は少なくありません。日本マクドナルドの元社長・原田泳幸さんはトライアスロンの猛者ですし、サイバーエージェントを創業者・藤田晋さんの麻雀の腕前はプロ級と評価されるほどです。
ただし、これには2つの条件があります。ひとつは「本業の仕事と、まったく無関係なジャンルであること」。そしてもうひとつは「仕事の延長上にある趣味の場合は、あまり真剣に打ち込まないこと」。この2つが重要です。理由は、本業と趣味がほぼイコールの場合だと、先ほど述べた脳内のリソースの回復がうまくなされないためです。
たとえば…
- 本業が「エンジニア」で、趣味が「ソーシャルゲーム」
- 本業が「ジムトレーナー」で、趣味が「ボディビル」
…といったようなジャンルが近しい動作や思考を要するものだと、脳が本業と趣味の違いを認識できず、本業の脳内のリソースが回復されなくなってしまうのです。
そのため…
- 本業が「エンジニア」で、趣味が「ボディビル」
- 本業が「ジムトレーナー」で、趣味が「ソーシャルゲーム」
…とジャンルがかけ離れたものを趣味にすることで、効率的に脳内のリソースが回復して本業に集中できるようになります。
では、もし本業も趣味も似たことをしている人の場合は、どうすればいいのでしょう?
その場合は、趣味はマジメに取り組まないことです。マジメに取り組むことをやめて、テキトーに流すことで、本業への負担を下げることができます。
本業と趣味の関係性に応じて取り組み方を変えてみることで、かしこく効率的に趣味を楽しむことができます。
人脈の形成につながるから。
趣味は仕事と接点のない人でも一気に距離を近づけられる便利なツールです。会社内の部活動、社会人サークル、趣味を通じたオフ会、初対面の人たちがいる飲み会など、さまざまな場面で趣味は交友関係を広げるために働いてくれます。
また、趣味をうまく活用する方法としては、趣味に関する姿勢や価値観を語れるようにしておくことで、より深いコミュニケーションができるようになります。
たとえばサッカーが趣味の場合、「サッカーが好きなんです」だけでなく、「サッカーが趣味なんですけど、リフティングが100回以上つづきません。どうしたらうまくなれますかね?」といったように、この趣味のときはこういう話をしようと決めておくと、よりコミュニケーションが円滑になって、その人との関係性が構築しやすくなります。
新たな経験や発見が得られるから。
世の中には多くの趣味がありますが、その趣味によってさまざまな気づきを得られます。特に自分では意識していなかった部分に気づくケースがあります。
- ゴルフを始めて、朝早くに行動することの気持ちよさを知った。
- ソーシャルゲームを通じて、自分は会話が苦手なことに気づいた。
- キャンプに行ったら、大自然に囲まれて悩みが消えてスッキリした。
このように、自分自身への気づきを得ている人が多いです。どんな趣味でも自分に返ってくるリターンがあるので、趣味が特にないという人はとりあえず始めてみるといいでしょう。
趣味を持つべきメリット
社会人になると、職場と家の往復で1日が終わってしまう人も少なくありません。そんな毎日を送る中で趣味がひとつでもあると、いくつかメリットがあります。
ストレスの解消ができる。
自分の好きなことに没頭する時間は楽しいものです。何かに夢中になることで、日頃たまったストレスも解消されて気分転換になります。仕事での理不尽な要求、面倒な人間関係、自分のミスなど…。イヤなことをすべて忘れて、のめり込める趣味があることは幸せです。
体を動かすアウトドア系の趣味であれば、汗を流して運動不足を解消することができます。インドア系の趣味であれば、自分の世界に入って豊かな時間を過ごせます。趣味はストレスを解消して、自分の気持ちを切り替えるのに最適な方法と言えるのです。
生活にメリハリが出てくる。
普段は仕事に忙しい社会人ですが、プライベートの時間は趣味に打ち込むことで、オンオフのバランスがとれた規則正しい生活を送ることができます。好きなことをする時間をたっぷりとるために仕事は何時まで、朝は何時に起きるなど、スケジュール管理ができるようになるからです。趣味がないとダラダラと休日を過ごしてしまい、何の収穫もないまま時間だけが過ぎてしまいます。楽しみがあるから仕事もがんばれるという好循環が生まれると、それまで以上に仕事のモチベーションも上がります。趣味を持つことでプライベートだけでなく、仕事を含めた生活全般が充実してきます。
新たな出会いがある。
社会人になると自然な出会いは少なくなり、新しい友達や恋人を作ろうと思っても機会はそれほど多くありません。しかし、趣味を持ってセミナーや教室に通ったりスポーツを始めたりすると、自分とは性別・年齢・職業などが違う人たちと接する機会が増えます。
習いごとやサークル、SNSなど、趣味という共通点があれば新たな出会いが増えます。同じ趣味や嗜好なら、話題にも困らず相手とも仲良くなりやすいでしょう。一人で楽しむ趣味か、複数人で楽しむ趣味かにかかわらず、仲間の輪が広がるのは間違いありません。
話の引き出しが豊富になる。
趣味ができると、その分野の知識が豊富になります。自分なりの考え方や好きなスタイルが見つかれば、もっと深く知りたいと思うようになるでしょう。すると次第に、自分の趣味について質問されたときスラスラと答えられるようになります。こうして蓄えていった知識は「話の引き出し」となって、いろんな場面で役立ちます。もし、仕事関係で同じ趣味を持っている人がいたら、仕事以外でその人と仲良くなれるかもしれません。
仕事のスキルアップにつながることもある。
場合によっては、趣味が本業である仕事のスキルアップにつながることもあります。仕事に関連する趣味であれば、楽しみながら仕事に活かすことができて一石二鳥です。
たとえば料理が趣味なら、その経験や知識を食品関係の仕事に活かすことができます。映画鑑賞を英語で楽しめたら、英語が必要な仕事に挑戦できます。あと、業種・職種を問わずにどんな仕事にも役立つのは読書でしょう。今の仕事に直接関連する本でも、もしくはまったく違う分野の本でも、得た知識は必ず自分自身の力になってくれます。
趣味の選び方
総務省統計局が5年ごとに実施している「社会基本生活調査」では、スポーツおよび趣味・娯楽について詳しく調査しています。この調査票を見ると、サッカーや野球などのスポーツをはじめ、映画や音楽の鑑賞、楽器や歌・コーラス、日曜大工、読書、囲碁、将棋など、さまざまな趣味があげられています。これらの趣味を整理すると、大まかに次の3つのタイプにまとめられます。
インプット型
インプット型とは、読書や映画鑑賞、美術鑑賞、あるいはワインのように知識や情報を得るタイプの趣味です。
アウトプット型
アウトプット型は、楽器やDIY(日曜大工)、あるいは料理などのように、何かを作り出すタイプの趣味です。
運動・移動型
運動・移動型は、何かしら体を動かしたり移動させたりするタイプの趣味です。たとえば、ジョギングや登山、あるいは旅行などが当てはまります。
趣味は以上の3つのタイプに大別できますが、これはあくまで便宜的なものでしかありません。実際は複数にまたがるものです。たとえばカメラが趣味だとします。カメラ機材を収集するのはインプット型ですが、撮影テクニックを学んで披露するとアウトプット型になります。そして、被写体を探しに出かけると運動・移動型になります。
どんな趣味を始めるか悩んでいる人は、この3つのタイプのうち自分に合っていそうなものから試しに始めてみてはいかがでしょうか。とにもかくにも、まずは始めてみることです。
定番のおすすめの趣味
ここからは社会人に人気の定番の趣味を紹介していきます。
読書
読書は自分の知らなかった情報や価値観を手に入れられる機会です。社会人はもちろん学生でも読書を趣味にしている人がいます。
社会人になると、学校のように自分の知らなかったことを教えてくれる環境が少なくなるものです。自分で知識をつけることが求められるので、読書の時間は重要になります。
また、読書は頭の中で登場人物や状況をイメージしながら読むので想像力が養われますし、文章を理解するために読解力も身につきます。
最近ではスマホやタブレットで手軽に読書を楽しめるようになったので、これをきっかけに読書を趣味にすることをおすすめします。
もし、「何から読めばいいのか分からない」と悩んでいる人は、ジャンルを決めてから読むといいでしょう。たとえば、推理小説やSF、恋愛小説など、興味のある分野の本から気軽に読み始めてみるのが無理なく進められるコツです。
映画鑑賞
家から出たくない人におすすめの趣味は、映画鑑賞です。最近はわざわざレンタルショップに行かなくても、自宅にいながらオンデマンドで映画を借りることができます。
映画史に残る名作は、今なお色あせることなく人々を魅了してやみません。ハリウッド映画や邦画もいいけど、手を出したことのないジャンルにトライしてみるのも面白いでしょう。
映像と音楽などで総合的に楽しめる映画は、時間を忘れて楽しめる趣味です。中には、本を読んだような学びがある作品もありますので、自分磨きにもつながります。
音楽鑑賞
音楽系の趣味の中でも、手軽に行えるものが音楽鑑賞です。最近では、音楽のストリーミングサービスや動画配信サイトなどを使って手軽に音楽を聴けるため、今日からでもすぐに始めることができます。
クラシックやオペラ、洋楽、J-POPなど…。音楽にはさまざまなジャンルがあります。いろいろ聞いていくうちに、自分の好きなジャンルがきっと見つかるはずです。
英会話
語学を趣味にすれば、旅行に行ける地域が増えたり、仕事でのキャリアアップや転職の幅が増えたりするなど、いいことがたくさんあります。
教室に通いながら学ぶのもいいですが、最近なら「DMM英会話」のようにオンラインで学べる英会話サービスがおすすめです。自宅でネイティブの先生と会話しながら学習ができるのは、大きなメリットと言えます。初心者でも長く続けられるサポートが充実しているので、社会人の勉強としてぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
写真
一眼レフカメラ、ポラロイドカメラ、コンパクトデジカメ…。カメラといっても、いろいろあります。何でもデジタル化が進む中、あえてポラロイドカメラで撮影してみるのも面白いものです。また、撮った瞬間に画像を確認できない使い捨てカメラも、最近ジワジワと人気が出てきています。現像するまで何がどのように撮れたか分からないドキドキ感が楽しいからです。
最近のスマホは高画質・高性能なカメラ機能を搭載しているのが当たり前なので、わざわざカメラを持っている人は多くありません。
でも、カメラの魅力は自分でどのように撮るかを決められることです。光をどの程度入れるか、何に焦点を当てるか…。シャッターを切るたびに考えるのが醍醐味です。
カメラにハマってきたら『カメラのキタムラ』をはじめとするカメラ専門店に行って、自分好みのカメラを探してみるといいでしょう。
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ヨガ
女性はもちろん、最近では男性にも注目されているヨガも、定番の趣味のひとつと言えます。
自分に集中して行うスポーツのため、マイペースに運動したい人や体と共に心も鍛えたい人などにおすすめです。体の歪みやクセを直したり自律神経を整えたりする効果が期待できるなどのメリットも多く、続けているうちに心身ともに健康になるでしょう。
YouTube動画やオンライン講座なども充実しており、自宅で気軽に楽しめる点も大きな魅力です。
本格的に始めたい人は「ヨガマット」からこだわってみてはいかがでしょう?
無料で手軽に始められるおすすめの趣味
次に、ここではお金を一切かけることなく始められる趣味を紹介します。
散歩
自宅の近所などを歩く「散歩」は、お金をかけずに一生できる趣味の代表と言えるでしょう。日常の生活でも軽い運動を取り入れることができて健康にもいいです。
ただし、散歩の方法も重要で、季節の移り変わりや、道行く人の様子、見たことのないお店や生き物などを発見しながら歩くと、楽しみはより一層ふくらみます。
くよくよと悩んでいるときも、外を歩くだけで新しい気づきがあって、気分転換になるものです。
外に出ることで「カメラで風景を美しく撮影したい」「野鳥を観察したい」といった新しい趣味につながる可能性も秘めています。
瞑想
目を閉じて呼吸に意識を集中する「瞑想」もお金をかけずに始められます。自分の体以外に必要なものはありません。
瞑想を趣味にすると聞くと、「目を閉じて呼吸するだけで、何か意味があるの?」と思う人がいるかもしれません。しかし、瞑想は精神を落ち着かせる効果があって、趣味がなくモヤモヤとしたストレスを忘れさせてくれる働きがあります。つまり、趣味探しに悩む人にこそ、ぜひ試してほしい趣味なのです。
毎日寝る前のわずか数分だけでもOKです。瞑想は継続することで精神的に落ち着くと同時に、これまでうまくいかなかった仕事なども落ち着いてできるようになってきます。
仕事の生産性を向上させる手段としても、瞑想はおすすめです。
勉強
勉強を趣味にすれば、将来のためのスキルアップにつながります。資格の勉強というと専門的で難しいと感じるかもしれません。しかし、仕事や年収に直結する資格に限定する必要はないのです。自分の好きなことを基本とした資格を探してみてはいかがでしょう?
また、悩みやコンプレックスを解消するための資格の勉強もおすすめです。たとえば、自分の書く文字の汚さにコンプレックスを抱いている人は「硬筆書写検定」というボールペン字の検定があるので、ぜひ挑戦してみてください。もちろん、転職や就活、年収アップを目的とした資格勉強もモチベーションになるでしょう。
貯金
「趣味にお金をかけるのは、ちょっと…」という人は、いっそのこと貯金を趣味にしてみてはいかがでしょう?
食費・光熱費・交際費など、どうすれば節約できるかゲーム感覚で楽しんでみてください。便利なことに、そういったゲーム感覚でお金の収支管理がカンタンにできる家計簿アプリも存在します。お金がかからないどころか、徐々にお金が増えていきます。もし、自分なりの節約術が見つかったら、それをSNSやnoteなどで発信するのもいいでしょう。人の役に立てたり、思わぬ副収入につながったりする可能性があります。
ジョギング・ランニング
よく耳にする2つですけど、実は「ゆっくり走る=ジョギング」「速く走る=ランニング」という違いがあるのです。
まずは、ジョギングから始めて慣れてきたら、「フルマラソン出場が目標」という人も多いようです。本格的に始めたい人は、スポーツショップ『ゼビオ』の足型測定サービスなどを利用して、自分にピッタリなシューズを見つけることから始めてみてはいかがでしょう?
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インドア派におすすめの趣味
ここでは自宅でできる趣味を紹介します。
ゲーム
テレビゲームやスマホゲームは、近年楽しみ方が多様化している趣味と言えます。1人で黙々と取り組むことももちろんできますが、家族や友人、あるいは世界中の人とオンラインで楽しめるようになった点は大きな魅力です。
ジャンルはミッションをクリアしていくタイプのものから、本格的なRPG、スローライフを楽しむものまで、さまざまなゲームがあります。きっと自分に合ったゲームが見つかります。
料理
料理は女性の趣味だと思っている人が多いかもしれませんが、最近はそうでもありません。
料理を趣味にしている男性も年々増加しています。パンやお菓子など、自分の食べたいものを楽しみながら作れるのでおすすめです。最初は簡単なレシピから始めて、レパートリーを増やしたくなったら、難しいものに挑戦してみていくといいでしょう。
さらに、本格的に料理を極めたい人は、料理教室を利用する手はありません。たとえば最近だと「結果にコミットする」のフレーズで有名な、あのライザップも料理教室を始めました。
ワンツーマンの個別指導で、他人の目を気にせずに自分のペースで料理の腕を磨くことができるのでおすすめです。
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ジグソーパズル
ジグソーパズルは、無心になって楽しめる趣味のひとつです。完成をイメージしながらピースをつなぎ合わせる作業は、集中力がいるので脳トレにもぴったりです。ピース数が多くて大きなものほど、やる気もあふれてきます。
従来は平面のジグソーパズルが一般的でしたが、最近は立体的なジグソーパズルもあって進化しています。また、ステンドグラスやLEDランプのようにインテリアとして飾れるものもあります。
詳しくは、最近だとジグソーパズル専門店があり、さまざまなジグソーパズルを取り扱っているので、好みのものを見つけてみてください。
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アクアリウム / テラリウム
熱帯魚などを飼育するアクアリウムも、家でできる社会人の趣味として人気です。魚だけでなく、エビやイソギンチャク、水草などの飼育も楽しみましょう。流木や石などを使って、見た目や生態系の再現にこだわってみるのもいいでしょう。
また、アクアリウムが水中の動植物を育てるのに対して、テラリウムは陸上の動植物を育てます。最近では、透明な水槽の中で苔を育てる「苔テラリウム」が人気です。
アクアリウムもテラリウムも、完成度の高い作品ができたらTwitterやInstagramに投稿してみるといいでしょう。世界中の人たちから評価されるのも気持ちいいものですよ。
イラスト
ひと昔前なら、イラストを描くときに用いる道具は色鉛筆や絵の具などでした。でも、今は違います。イラストの世界もデジタルが主流となってきています。デジタルでイラストを描き始める場合、まず手に入れたいのが「ペンタブ」と呼ばれるアイテムです。
ペンタブは「ペンタブレット」「板タブ」とも呼ばれるもので、イラスト制作に必要な機能が充実しているのが特徴です。
画面にペンで絵を描くため最初は使いにくいかもしれません。しかし、描いたデータをすぐに保存したりSNS上に投稿できたりと便利です。「モノクロタイプ」「カラータイプ」「プロ用」など種類も多く、メーカーによっては3000円程度のリーズナブルな商品も販売されています。
ペンタブレット・液晶タブレット豊富な品揃え
美術館巡り
外出しつつもマイペースにゆったりと時間を過ごしたい人には、美術館巡りがおすすめです。来場者は作品に夢中になっているため、あまり人目が気にならず1人で楽しめる趣味を探している人にぴったりです。また、作品に触れることで感性やセンスが磨かれたり、知性を身につけたりできるメリットがあります。
しかし中には、「そんなすぐ簡単に美術館に行ける時間はない」という人もいると思います。そんな人には「Google Arts & Culture」で鑑賞するという方法があります。これは、美術品を拡大して見ることができるほか、近くの美術館の場所を調べることもできます。まずはこちらで絵画や美術館を調べておいて、実際に訪れるまでの楽しみにするといいでしょう。
🎨今やってる展覧会を探したいhttps://t.co/rtvnGRWL6Z
— 東京美術館巡り【公式】 (@tokyoartmuseum) June 6, 2020
🎨美術館ごとのスケジュールを知りたいhttps://t.co/zmaOAzdlbc
🎨おうちでアートを楽しみたいhttps://t.co/xx3SRq0Eul
🎨レビューでサクッと展覧会の概要を知りたいhttps://t.co/xQW18Z9QIF
手作りアロマ / 石鹸
作るときの香りもよく、使っても楽しめる手作りのアロマや石鹸は、「癒し効果」もあって忙しい人の趣味にぴったりです。完成したアロマや石鹸をTwitterやInstagramに投稿して世界中の人たちからレビューをいろいろもらうと、より一層楽しみが増えます。
アクティブなおすすめの趣味
ここでは、「家に引きこもっている時間がもったいない」「とにかく体を動かしたい」などと思っている人にぴったりな趣味を紹介します。
登山
ちょっと前に「山ガール」なんて言葉も流行りましたが、登山は日本人にとってとても身近な存在です。登り続けて山頂に到達したときの達成感や、山頂での食事は格別です。
初心者であれば標高が低い山や、比較的簡単なコースを選んで、経験を積みながら少しずつ標高や難易度の高い山に挑戦していくといいでしょう。
「でも登山って、それなりに装備とか道具とか必要では?」と思っている人でも大丈夫です。そういう人たちのために、今ではレンタルショップも充実しています。ぜひ利用してみてください。
キャンプ
ご存じでしたか? じつは今、空前のキャンプブームなのです。いろんなキャンプグッズが販売されていて、メディアでも取り上げられています。ネットでは動画からサイトまでたくさんの情報であふれかえっていて、沼のようにハマります。
キャンプは1人から大人数まで幅広い楽しみ方ができるのがメリットです。マイペースでソロキャンプを楽しむのもいいですし、カップルや家族だけで楽しむのもいいでしょう。仲間を集めてワイワイやるのもまた楽しいものです。
まずは手ぶらで楽しめるレンタルつきキャンプをしたり、自宅の庭でミニキャンプから始めたりするといいでしょう。キャンプ関連の動画を観るだけでも楽しいです。キャンプは浅く楽しむのはもちろん、道具を集めて思いっきり凝った趣味にもできます。
興味のある人は『エルブレス』などの専門店で、キャンプ用品を調べてみることから始めてみるといいでしょう。
釣り
釣りは中高年のおじさんの趣味と思われがちですが、街中の釣り堀にも若い人たちが増えているので、ハードルは低くなってきていると言えます。
ちょっと山間部まで行けば、山の空気を感じながら釣りができる養殖池もあります。釣った魚をその場で焼いてくれるサービスがあると、新鮮な魚を存分に堪能することができます。
釣り堀ではなく、本格的に釣りを始める場合は気をつけることがあります。対象によっては釣りを禁じられているものがあるからです。たとえば鮎がそれに当てはまります(稚魚を釣ったり解禁日以前に釣ったりするのはNG)。
自分がどの魚を対象にするのか、釣りが禁じられている時期・場所はないか、ちゃんと事前に調べてから始めましょう。
ドライブ・ツーリング
友達や家族とどこかへドライブするのもいいですし、1人でツーリングするのもいいものです。人はなぜか運転はすると楽しくなるもので、休日のリフレッシュには最適です。
季節によっておすすめのドライブスポットは変わります。たとえば秋だと紅葉スポットのドライブが素敵ですよね。その季節ならではの空気を感じることができるスポットへ向けて、爽快に走ってみてはいかがでしょう?
また、具体的にここといった目的地を目指さず、何となく道を決めずに走るのも面白いです。夜にドライブすると、雰囲気が変わって疾走感を感じることができるでしょう。
サバイバルゲーム
「サバゲー」と略されるサバイバルゲームは、ここ数年で急激に参加者が増えたアクティブな娯楽です。
簡単に言うとおもちゃの銃でBB弾を撃ち合う遊びですが、フィールドが自然環境に設置されていることが多く、アスレチック要素を感じながら楽しめることで人気を集めています。
また、日常では味わえない緊張感やスリルなどが感じられるため、リフレッシュしたい願望の強い人にぴったり。
1人で参加している人同士がチームを組んでプレーする場合も多く、趣味を通して仲間を作ったり交流したりしたい人にもおすすめです。
とくにTwitterやInstagramなどのSNSは、サバゲー仲間を募りやすいツールとして有効なのでぜひ活用してみましょう。
離島巡り
離島巡りの魅力は、なんと言っても「非日常性」。観光地化されていない多くの島は人ごみを感じることは一切ありません。
人の手が加えられておらず、自然を生き延びたありのままの姿でそびえたつ自然や建造物の神秘性を見ると、普段は絶対に感じられない刺激であふれるはず。
また、そこでしか食べられないご当地食品や芸術品、そこでしか出会えない人々や動物、または植物との出会いからは、島の歴史や文化を感じ取ることができるでしょう。
珍しいおすすめの趣味
ここでは他の人とはちょっと異なる趣味を紹介します。
ルービックキューブ
ルービックキューブで遊んだことのある人なら分かると思いますが、極めている人はそのスピードが尋常ではありません。始めたばかりだと1面そろえるのですら難しく、とても時間がかかります。それを全面となると、なかなか難しいでしょう。他の人とは異なる趣味を探している人は、そんなルービックキューブを始めてみるのも面白いかもしれません。
日本には、SCJ(スピードキュービックジャパン)というルービックキューブに関する組織があります。
「おっ、結構早くそろえられるぞ」という人は、ぜひここが開催する大会に参加してみるといいでしょう。SCJは唯一のWCA(世界キューブ協会)公認組織なので、世界の記録会にも参加することができます。興味のある人は、大会の情報を見て自分の成績と比較してみてはいかがでしょう?
コスプレ
アニメや漫画は何も架空の世界だけで繰り広げられるものじゃありません。世の中には、自分でキャラクターのコスプレをして楽しむ「コスプレイヤー」と呼ばれる人たちがいます。
自身のコスプレ姿をSNSに投稿したり、イベントに参加してファンを集めたりなど、コスプレイヤーたちの活動の幅はどんどん広がっています。長年の活動から有名になったり、テレビ番組に出演したりする人もいるほどです。
日常の自分とはまた違った自分になれることで、人気の趣味でもあります。
興味のある人は、まずはコスプレウィッグなどからチェックしてみてはいかがでしょう?
コスプレウィッグから衣装まですべてが揃う!
盆栽
根の張り方、枝のバランスなどで良し悪しが決まる盆栽は、とても繊細で奥深い趣味のひとつです。小さな木に壮大な自然と雄大な時の流れを感じさせてくれる松の盆栽から桜、梅、つばきなどインテリアに溶け込みやすい盆栽など育てることができる樹種も豊富です。
ちなみに盆栽は近年、海外で大人気となっており、多くの外国人観光客が盆栽鑑賞のツアーなどを楽しんでいます。
女性の注目度も次第に高まっているので「盆栽はおじいちゃんのイメージ」というのは、もはや過去の話になりつつあります。
彫刻
温かみのある木彫りのインテリアやアクセサリーなどを作る「彫刻」。
道具は基本的にホームセンターでそろえることができます。また、使用する木材も身近にあるもので準備することができるので、意外と簡単に始められます。
木を削るときの独特の感触が癖になるという人が多く、一人で黙々と集中できる趣味を探している人にはおすすめです。
廃墟巡り
「廃墟巡りが趣味?!」と驚かれる人がいるかもしれませんが、実は密かに人気を集めている趣味のひとつ。事実、旅行会社や自治体も廃墟巡りに力を入れるくらいで、当時を知る人の話もあわせて聞くと一層楽しみが増すようです。
人の手が入らなくなった建築物は、植物が這っていたり壁が朽ちていたりして、何となく怖い印象があります。
しかし一方で、日の光によって幻想的に見えることもあり、その不気味さと美しさが人気の理由のようです。写真を撮って楽しむのも面白いかもしれません。
お金になるおすすめの趣味
ここでは工夫しだいでお金が得られる趣味を紹介します。
ブログ運営
文章を書くのが好きであれば、ブログを始めてみてはいかがでしょう?
自分の好きなことをテーマにした紹介記事を書いたり日記を書いたりと、あなただけのオリジナル記事を書いて公開すれば、コメントやSNSでのシェアをしてもらえることもあります。自分の記事に読者から反応がもらえたときの喜びは格別です。
ブログは、年齢や性別、場所を問わず多くの人に読まれるチャンスがある点も魅力のひとつ。コツコツとブログを運営すれば、月に何万人、何十万人が訪れるブログへと成長させることも不可能ではありません。そのため、ブログの運営も工夫しだいで立派な副業になります。ブログに広告を掲載して収入を得るアフィリエイトがその代表です。
ブログで副収入を得るポイントは、読者が「読みたい」「読んでよかった」と思える記事を書くことです。そのためにWebライティングやマーケティングを勉強すると役立ちます。
ブログの運営としてメジャーなのは、WordPressです。初心者でも簡単に始められるので、ぜひ試してみてください。
初心者でも簡単
プログラミング
自分のゲームやサービスの購入者・利用者がいれば、その料金は収入となります。
プログラミングでWEBサイトやスマホのアプリを作ることを趣味とする人もいます。個人でもアプリ開発は可能なので、自宅にいながら休日に自分でゲームやサービスを作って配信する人も増えてきています。
仕事でプログラミングをしている人であれば、スキルをそのまま活かせますが未経験だとハードルが高く感じるかもしれません。でも、プログラミングは文系・理系関係なく、誰でも身につけられるスキルなのです。「CODEGYM」というオンライン学習スクールなら、自宅で簡単にプログラミングが始められます。
平日忙しい社会人や学生の方も
ライティング
ライティングは、「記事の作成には興味があるけど、お金もしっかり稼ぎたい!」という人におすすめで、企業や個人が運営するメディアの記事を作成します。
作成する記事のジャンルは、ブログ運営と同じように「仕事」「恋愛」「お金」など千差万別。
一般的にライティングの仕事は、1文字あたりの単価によって収入が異なってきます。
初心者の場合は1文字あたり0.3〜1円ほどが相場です。しかし、専門スキルや知識が必要な場合だと、1文字1〜5円ほどで依頼してもらえることもあります。
ライティングはパソコンとインターネットの環境が整っていれば、今日からでも始められます。しかし、この市場は玉石混交なのも事実です。「石」ではなく「玉」として輝きたいのであれば、しっかり基礎をおしえてくれる講座を受けたほうがいいでしょう。
大企業も申し込む!
ハンドメイド
雑貨やアクセサリーを作成するハンドメイドも、趣味として大人気です。フリマアプリや無料の通販サイトを活用して、自分の作品を簡単に販売できるため、副業としても人気です。初心者の人はいきなり始めるのではなく、まずはハンドメイド資材・アクセサリー素材問屋のサイトをじっくりチェックして、イメージを膨らませてから挑戦するといいでしょう。
ハンドメイド資材やアクセサリー素材
趣味を長続きさせるコツ
せっかく趣味を見つけて始めても、長続きせず途中で諦めてしまう人は少なくありません。最後に、趣味を長続きさせるコツを紹介します。長く趣味を楽しむためのヒントにしてください。
上手になるまでの過程を楽しむ。
趣味は、何より「楽しむこと」が重要です。しかし副収入が得られる趣味だと「早く結果を出したい」と思うこともあるでしょう。そのようなときは「どんなことでもすぐに上達するわけじゃない」と思うようにしてください。少しずつステップアップして、上達する過程を楽しむように心がけましょう。
目標を決める。
あるレベルまで趣味を楽しんだあとは、目標を決めると長続きしやすくなります。目標があれば、やりがいと達成感が得られるからです。
その際、最終目標だけでなく短いスパンの目標も設定することが長続きのコツです。「今は全然ダメでも1か月後にはできるようになる」など、短期的な目標を決めてがんばってみましょう。
まとめ
気になる趣味は見つかりましたでしょうか?
「インプット型」でも「アウトプット型」でも「運動・移動型」でも、きっかけさえつかめばトライできる趣味はたくさんあります。趣味は、部活動のように強制的なものではありません。だから、自分のタイミングでいつでも辞めていいのもメリットです。
趣味を見つけて熱中することでリフレッシュの機会も設けられます。オンオフをしっかりつけることも社会人として重要ですから、時間を見つけて趣味に挑戦してみてください。
長文におつきあいいただき、ありがとうございました。