東京を中心とする都会で一人暮らしをすることになったら、
「あなたはどんな部屋に暮らしたいですか?」
この記事では、選ばないほうがいい・やめたほうがいい賃貸物件の特徴を事前に知ってもらうことで、快適で理想的な一人暮らし・賃貸物件選びができるお手伝いをしていこうと思います。
選ばないほうがいい賃貸物件の特徴
賃貸物件選びで後悔しないためには、慎重に考えてから選ぶのが必要です。
中には、選ばないほうがいい物件も存在します。以下に紹介する物件は、特に避けたほうがいい物件なので、ぜひ参考にしてください。
立地目線で選ばないほうがいい・やめたほうがいい賃貸物件
立地で選ぶときに気をつけるべきなのは、ズバリ騒音と自然災害の2つ。安心感のある場所で便利に暮らせるのが理想的ですよね。ここでは、場所を選ぶうえで押さえておくべきポイントについて紹介していきます。
線路や道路沿いにある
線路や道路沿いにある物件は、深夜や早朝でも騒音が聞こえるので避けるのが無難です。騒音のほかに振動も加わることがあるので、睡眠不足になったりストレスがたまったりしやすくなります。「駅から徒歩1分」などといった好条件を前面に打ち出している物件は、逆に疑ってかかったほうがいいでしょう。
大きな音が出る施設が近い
工場やパチンコ屋、スタジアムなど大きな音が出る施設が近くにあると、騒音に悩まされます。休日はゆっくり寝たいと思っている人であれば避けたほうがいいです。
学校や保育施設が近くにある
学校や保育園、幼稚園の近くは子どもの声が気になる人であれば避けたほうがいいでしょう。特に、夜勤で昼に睡眠をとる人は要注意です。
繁華街の近くにある
繁華街の近くは住宅街とくらべて治安が悪くなりがちです。酔っ払いや客引きなどで騒がしく、帰り道や寝る前にストレスを感じやすくなります。
救急病院や警察署、消防署の周辺
救急病院や警察署、消防署の近くは24時間いつでもサイレンがけたたましく鳴る可能性を秘めています。特に病院は騒音を気にする人が見落としやすいポイントです。あらかじめ病院の位置をチェックしておくといいでしょう。
1階がコンビニや飲食店になっている
1階がコンビニや飲食店だと一見便利そうに思いますよね。しかし、店内の有線放送のBGMが意外に耳障りになるのです。また、衛生面でも問題が出てきます。つまり、虫、ネズミ、ゴキブリが発生しやすい環境にあると思っていいので注意が必要です。
大きな川が近くにある
川の近くのアパートやマンションは、できれば避けたほうがいいでしょう。大雨や洪水のとき水害のリスクが高いためです。「1階じゃないから大丈夫」と思っていても、エントランスが浸水すると部屋から出られなくなります。自治体のハザードマップで、事前に災害リスクを調べておくべきです。
徒歩圏内にスーパーがない
騒音や自然災害の問題とは異なりますが、近くにスーパーがないというのも問題です。日用品はドラッグストアでも安く買えますが、生鮮食品は売っていません。またコンビニばかり利用していると毎月の生活費が高くついてしまいます。わざわざ遠回りしたり家を通り過ぎたりしないといけない場所だと使い勝手が悪いので、あらかじめチェックしておくといいでしょう。
設備目線で選ばないほうがいい賃貸物件
お部屋の設備や内装、築年数などの情報は事前に確認することができます。すべての理想を満たそうとすると予算がオーバーしやすくなります。そこで、避けたほうがいいポイントを押さえて効率よく候補を絞り込みましょう。
木造である
物件情報の「構造」を見て、木造の物件はなるべく避けましょう。というのも、木造の物件は防音性が低いからです。間取りによっては隣の住民のテレビや電話の声、くしゃみなどが聞こえてきます。また外を走る自動車のエンジン音などもかなり響きます。
築年数が古すぎる
築年数が古すぎる物件は、老朽化が激しかったり地震の耐久性が低かったりする可能性があります。築20年以内で探すのがおすすめです。ただし、新築や築5年以内の物件は家賃が高く予算がオーバーしやすいので要注意です。
広さや収納が足りない
国土交通省の資料によれば、一人暮らしに必要な最低居住面積は25㎡とのことです。図面の「専有面積」が25㎡に満たない物件は慎重になったほうがいいでしょう。
壁が薄い
いくら鉄筋コンクリート造や鉄骨造の物件でも、壁が薄ければ隣人の生活音が聞こえてくるのでまったく意味がありません。物件によっては建築図面で壁の厚さを確かめることができます。15㎝以上の厚さがあれば防音性の高い物件だと言われています。
日当たりと風通しが良くない
日当たりと風通しが良くない物件は、湿気がたまりやすくカビやダニが発生するもととなるのでおすすめできません。部屋の日当たりを確認するには、午前中から14時までを目安に内見するといいでしょう。
水道・シャワーの水圧が弱い
水道やシャワーの水圧が弱い物件も、避けたほうがいいでしょう。毎日の洗い物や入浴の際にストレスを感じてしまうからです。そのために、内見や物件情報で給湯器の「号数」をチェックしてみてください。一人暮らしなら「16号」以上あれば大丈夫です。
トイレの水位が高すぎる・低すぎる
トイレの水位が高すぎたり低すぎたりする場合、配管が詰まっている可能性があります。水位が高すぎると、水が跳ねたり溢れたりします。逆に低すぎると、悪臭が漂いやすくなります。内見のときに違和感がないか、チェックしておく必要があります。
エアコンの型式が古い
装備されているエアコンが古い物件も要注意です。古い型式のものだと省エネ性能が低いので、毎月の電気代が高くなります。エアコンの型式は10年以内のものであればいいでしょう。
通信環境が不安定
今やスマホやパソコンは現代人にとって欠かせないツール。高層ビルに囲まれていたり壁が異様に厚かったりする物件は、電話・インターネットの電波が届きにくい可能性があるので注意が必要です。
プロパンガスを使っている
ガスには「プロパンガス」と「都市ガス」の2タイプが存在しますが、プロパンガスはガス代の負担が大きくて後悔しやすいです。同じように生活していても、ガス代に2倍以上もの差が出てくることもあります。入浴やシャワー、料理でガスを多く使う人は、都市ガスの賃貸物件をおすすめします。そのためにも給湯器の動力源は何かをしっかり確かめておきましょう。
コンクリート打ちっぱなしの部屋
見た目がカッコいいのでついつい選んでしまいがちですが、長く住みつづけるなら避けたほうが無難です。コンクリート打ちっぱなしの部屋は、湿気がたまりやすく結露やカビが発生しやすいのです。スタイリッシュなのは魅力的ですが、実用性をとりましょう。
1階や半地下の部屋
女性の一人暮らしであれば、1階や半地下の部屋は避けるべきです。防犯の面で不審者が侵入しやすく、プライバシー保護の面でも問題があります。通行人の目の届きにくい物件を選んだほうがいいでしょう。
郵便受けの隙間が広すぎる
個人情報が狙われる昨今、郵便受けの隙間が広すぎる物件は危険をともないます。郵便物が盗まれると、氏名や家族構成または口座番号などの重要な個人情報が見られてしまうほか、配達物の不在票から家にいない時間帯を割り出されてしまいます。
外廊下に面した部屋
虫が苦手な人は避けたほうがいいでしょう。というのも、夏になると外廊下の照明に蛾などの虫が集まってくるからです。
すぐそばにゴミ収集所がある
初めて一人暮らしをする人は「ゴミ捨て場が近くにあったらラク」と考えがち。でも、実は虫の被害に悩まされます。ちゃんと戸締まりをしていても、換気扇やエアコンの室外機から虫が侵入してきます。また、ルール違反のゴミ出しは回収されなかったり、暑い夏場は回収まで時間がかかったりするので、悪臭が漂いやすくなります。
共用スペースが散らかっている
共用スペースが散らかっている物件は、他の入居者のマナーが悪かったり、管理状態が悪かったりするケースが多いです。ゴミ収集所や共有ポスト、駐輪場や駐車場をチェックしておくといいでしょう。
部屋が傾いている・歪んでいる
そもそも論になりますが、部屋や建物自体に不具合がある物件は、選ばないほうがいいです。窓の開け閉めがスムーズじゃない、網戸が最後まで閉まりきらないといった物件は要注意です。網戸の隙間から虫が入ってきたり換気がしづらかったりと、何かにつけて生活上に不具合が生じてきます。住んだあとに気づいても、修理してもらうためには膨大な時間と手間がかかります。とりわけ築年数が古い物件の場合は、念入りにチェックしておく必要があります。
間取り目線で選ばないほうがいい賃貸物件
もの珍しい間取りやカッコいい間取りについつい惹かれて選んでしまい、住みはじめて「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、以下のような物件は避けたほうがいいでしょう。
居室スペースがせまい
これはロフトを使った物件に多く見られます。過ごす時間が最も長くなる居室スペースがせまいと圧迫感がストレスになるほか、掃除がしにくく物であふれかえってしまいがちになります。必要な広さがあるかどうかは、内見のときにメジャーで測ってしっかり確かめるといいでしょう。
収納が少ない
収納スペースに余裕のある物件を選びましょう。衣類がしまえず追加の家具が必要になると、くつろぐスペースがせまくなって苦労します。押入しかない物件はコートやスーツが吊せませんし、靴箱が小さい物件はブーツや長靴が収納できず、箱詰めにして部屋に置いておくしかありません。あとで大変な目にあわないためにも、収納スペースは事前にチェックしておくといいでしょう。
間取りがいびつ
ごくまれに三角形や台形の間取りの物件があります。デッドスペースが多くて思った以上にせまいので注意が必要です。家具・家電が配置しにくく生活動線の確保が難しいので避けたほうがいいでしょう。
生活動線が不便
お風呂やトイレの位置には気をつけたほうがいいでしょう。物件によっては家具や家電の配置を間違えると生活動線が不便になってしまうものもあります。居住スペースとバスルームがつながっていると、ベッドが置ける場所が限られてくるので要注意です。
コンセントが少ない
コンセントの少ない物件は避けたほうがいいです。変な位置にしかないと家具や家電の置く場所が限られてきます。位置は高さも要チェックです。位置が高すぎたり低すぎたりすると配線が不格好になってしまいます。テレビの接続端子周辺は2つ以上、ベッド周辺は2つ以上、キッチンは4つ以上のコンセントがあるのが理想です。
キッチンがせまい
キッチンがせますぎると自炊が面倒になってしまいがちです。食費が高くなる原因にもつながるので避けたほうがいいでしょう。コンロが1つしかなかったり、まな板や水切りを置くスペースがせますぎたりすると不便です。シンクが小さくて洗い物が大変な物件もあるので注意してください。
玄関のドアがせますぎる
玄関ドアや搬入経路がせまい物件は、家具や家電の買い替えをする予定がないなら避けたほうがいいです。主に築年数の古い物件ですが、玄関ドアや搬入経路のせまい場合があります。タンスやソファなどの大きな家具、冷蔵庫や洗濯機などの大きな家電が搬入できないと、買い替えが必要になってきます。たとえ幅に余裕があっても、ドアが一定の角度までしか開かなかったり、扉と一体化した傘入れやポスト、またはドアノブが邪魔になったりすることがあります。
後悔しない賃貸物件の内見時のポイント
不動産会社に行くと間取り図や室内の写真などたくさん見せてくれます。その中から、条件に見合った物件が見つかったとしても即決するのはNGです。前章で紹介したように、入居してから気づく部屋の欠点はいっぱいあります。そんな失敗を防ぐためにも欠かせないのが「内見」です。この章では内見のときにチェックすべきポイントを紹介していきます。
防音・遮音性はしっかりしているか
賃貸物件の中でも特に入居してから頭を悩ませるのが、壁の薄さからくる騒音のトラブルです。
隣人が大声で騒いでいるのであれば、管理会社にクレームを言って解消することができます。しかし、そもそも壁の薄い物件だと普通に暮らしているだけの生活音ですら丸聞こえになってしまいます。
テレビの音、掃除機の音、電話で話している声、くしゃみ、ドアの開閉など…。そういった生活音に関するクレームは、基本的に解決方法はなく共有スペースの掲示板に1枚の注意書きが貼られて済まされます。
だから、住んだ後に「こんなはずじゃなかった」と悔やまないためにも内見のときに音のチェックは必須になってきます。
壁や床の遮音性を確かめるために、部屋が2つある場合は隣の部屋にも行って不動産会社の担当者さんと壁越しに会話をして、どれくらい声が聞こえてしまうのかチェックしてみてください。ワンルームの場合は、室内の音が不自然に反響しないか、不動産会社の担当者さんと話しながら室内の音の反響に耳をすませてみてください。
音が不自然に反響する部屋は、音がしっかり吸収されていないため、防音・遮音性が低く隣の住人の生活音でも耳に入ってくる可能性が高いと言えます。
しかし、防音対策がしっかりされている物件は家賃の相場もそれなりの額になってきます。誰でも予算には限界があるため、どこかで妥協することも必要です。
そこでおすすめなのは、少しばかり壁が薄くてもお互いの生活音が聞こえにくい独立性の保たれた物件です。
具体的には、角部屋で隣の部屋との接地面が少ない、またはアパートの最上階などといった壁は薄いけど隣人とぴったり壁や天井がくっついていない物件です。
ちなみに、遮音性の高いマンションは壁の厚さが15㎝だと言われていますが、アパートだと10㎝未満のものも少なくありません。
家賃の相場は少し上がりますが、生活音に関するストレスを抱えたくない人は、アパートよりもマンションをおすすめします。
玄関や共用スペースについて
エントランスや郵便受けなどの共有スペースは、マンションオーナーの管理体制や住んでいる人の人間性が浮き彫りになってくる場所です。
郵便受けの下にチラシが散乱していないか…。もし散らかっていたら、その物件はモラルの低い住民がいる可能性が高いです。
エントランスの掃除が行き届いていない場合は、管理会社の対応が悪いと判断していいでしょう。
そのほかには、ゴミ収集所はきれいに保たれているか、駐輪場の自転車はバラバラに置かれていないか…などもチェックすべきです。
ひと目でいい加減だとわかる場合は、選ばないほうがいいでしょう。
水回りに欠陥はないか
部屋に入ったら、まず室内全体のニオイをチェックするようにしましょう。
キッチンやバスルーム、洗濯機置き場など水回りの排水溝に問題がある物件は、下水のようなニオイがします。
集合住宅には、下水臭や虫を防ぐために排水溝の管に水を溜める部分が設けられています。
しかし、築年数が経過した古い物件や管理がいい加減な物件は、この管が詰まりやすく悪臭がするのです。
ただし、ハウスクリーニング直後だと、完璧にニオイを把握することが難しい場合があります。入室時にニオイがなかったとしても、室内すべての排水溝のニオイを確認するようにしましょう。
また、カビのニオイがした場合は水漏れや湿気に弱い物件の可能性があります。押入にシミなどはないか、壁紙の継ぎ目がはがれていないかなどを入念にチェックしてみましょう。
窓を開けたときの日当たり・風通し
室内のすべての窓を開けてみて、窓からの眺めや日当たり、風通しをチェックしましょう。向かいに大きなビルやマンションが建っていたら、時間帯によっては日当たりが悪くなる可能性を秘めています。
また、建物の窓の高さが同じであれば、室内の様子が丸見えになってしまう不安から、カーテンを閉ざしたままの生活を余儀なく送らなければならないこともあります。
内見のときは、そこまで慎重にチェックしておく必要があります。
部屋そのものに傾きや歪みはないか
ドア、ふすま、窓や網戸を開閉したとき、ギシギシと音を立てたりスムーズに開け閉めができなかったりする物件は注意が必要です。その場合、老朽化による建物そのものの傾きや歪みを疑ってかかったほうがいいでしょう。
ただ、多少の建てつけの悪さは大目に見ようという人もいると思います。そういう人は、最低でも網戸の建てつけはチェックしておいたほうがいいでしょう。というのも、網戸に隙間があると夏場は蛍光灯の光に誘われて虫が侵入してくるからです。その結果、窓を閉めてエアコンを使い続けることになり、電気代が高くつくことになってしまいます。
優先していい条件・妥協してもいい条件
新型コロナウイルスの影響を受けて、家にいる時間が多くなりました。その結果、家に求める条件が変わった…という人も多くなったのではないでしょうか?
人によってはリモートワークが中心となって、駅周辺や交通アクセスなどそんなに気にしなくていいから、とにかく広くて明るい部屋がいい…と賃貸物件を選ぶ条件が変わった人もいるはず。
しかし、賃貸物件はどのようなことを優先すべきで、どういうところは妥協すればいいのでしょう?
この章では、優先すべき条件と妥協してもいい条件について紹介していきます。
100%条件を満たす物件なんてない
まず、そもそもの前提として「希望する条件をすべて満たす物件などない」ということは必ず念頭に置いてください。10個の条件があったとき、6~7つの条件を満たしていたら「住めば都」です。9つの条件が当てはまったら完璧だと思っていいでしょう。
仮に「10万円の予算で10の条件がある」とします。そういうときは、たいてい6~7つの条件がクリアできればいいほうです。そこで予算を12万円に引き上げたら10の条件を満たすとしても、「じゃあ12万円も出すなら、こういう条件も加えたいな…」とイタチごっこになってしまい、キリがありません。
妥協する3~4割の条件はどう決める?
こここそ実は、不動産会社の担当者さんが力を注いでがんばるところなのです。お客さんのあなたの中で決めてもらうより、話している中で決めていくほうが、本当に求めている物件が見えてくるからです。
不動産会社の担当者さんは、あなたの出してきた条件をもとに話をくわしく聞き、要望を整理して、絶対に譲れない条件や言葉にできていないけれど必要な条件などを導き出していくのが仕事です。
たとえば「家賃は月10万円まで」と条件を出す人の中にも、いろいろいます。「絶対に10万円じゃないとダメ」という人もいれば、話を聞けば「できれば10万円で探したいけど、理想に近いなら11~12万円でもいいかも…」という人もいます。エリアも、家賃10万円だと希望よりもせまかったり駅から遠かったりで、条件の半分も満たさない。それでも絶対都心にこだわるのか、それとも少し郊外に出て理想の家に住むのか。郊外がイヤなら、なぜイヤなのかなど、しっかりヒアリングしていきます。
そうしてあなたの要望にしっかり合致した部屋をきちんとおすすめできるようにするのが、不動産会社としてのプロの仕事だと言えます。
あなたの条件のままに不動産業界専門の流通サイトを開いて入力・検索するだけなら、お客さんであるあなたと同じ目線と変わりません。不動産会社は、もう一歩先に進んで検討してくれます。間取り図だけではわからないことを知っていたり、物件や周辺の詳細をちゃんと説明できたりする。不動産会社の担当者さん=営業マンは、紹介する物件を知り尽くしていて、あなたに適した物件を当てはめていきます。要するに「答えは、すべて現場にあり」なのです。不動産会社に行って物件の話を聞いても要領を得ない回答しか返ってこない担当者さんがついてしまった場合は、不動産会社を変えてみてもいいと思います。
もし言った条件と異なる物件や予算より高い物件ばかり出してきたら
こういう場合は、その不動産会社の担当者さんから見てどこか当てはまっているものや、話を聞いているうちに「ひょっとしたらこういう物件がいいのでは…?」といったものを出していると思われます。
ただ、その感覚がずれている可能性はあります。違うと思ったら遠慮なくNOと言いましょう。むしろ「これはダメ」「これはNG」とはっきり口に出したほうが、しっくりこない物件を提案される確率は下がります。
後悔しない賃貸物件探しのコツ・まとめ
以上、関東・都心で一人暮らしをする人を中心に、後悔しない賃貸物件探しのコツを紹介しました。
以下に選ばないほうがいい賃貸物件のダイジェスト版をまとめておきます。
立地目線で選ばないほうがいい・やめたほうがいい賃貸物件
- 線路や道路沿いにある
- 大きな音が出る施設が近い
- 学校や保育施設が近くにある
- 繁華街の近くにある
- 救急病院や警察署、消防署の周辺
- 1階がコンビニや飲食店になっている
- 大きな川が近くにある
- 徒歩圏内にスーパーがない
設備目線で選ばないほうがいい賃貸物件
- 木造である
- 築年数が古すぎる
- 広さや収納が足りない
- 壁が薄い
- 日当たりと風通しが良くない
- 水道・シャワーの水圧が弱い
- トイレの水位が高すぎる・低すぎる
- エアコンの型式が古い
- 通信環境が不安定
- プロパンガスを使っている
- コンクリート打ちっぱなしの部屋
- 1階や半地下の部屋
- 郵便受けの隙間が広すぎる
- 廊下に面した部屋
- すぐそばにゴミ収集所がある
- 共用スペースが散らかっている
- 部屋が傾いている・歪んでいる
間取り目線で選ばないほうがいい賃貸物件
- 居室スペースがせまい
- 収納が少ない
- 間取りがいびつ
- 生活動線が不便
- コンセントが少ない
- キッチンがせまい
- 玄関のドアがせますぎる
内見のときに注意すべきポイント
- 防音・遮音性はしっかりしているか
- 玄関や共用スペースはきれいかどうか
- 水回りに欠陥はないか
- 窓を開けたときの日当たり・風通しは十分か
- 部屋そのものに傾きや歪みはないか
あと、以上のほかにつけ加えるなら「訳あり物件」も避けたほうがいいです。訳あり物件とは、「告示事項あり」「事故物件」「心理的瑕疵(かし)物件」と言われるものを指します。普通の物件よりも家賃は安いのですが、理由を聞けば住みたくなくなるような物件ばかりです。死人が出ている、腐乱死体が発見された、事件や火事が起きた、犯罪者が住んでいた、異常に虫が出てくる…などの理由があります。また、こういった訳あり物件はネット上に住所まで公開されていて、防犯上の面においても避けたほうが無難でしょう。
東京近郊の一人暮らしは、いろんな新しい出会いがあってワクワクする反面、このような無意味で不条理なストレスを抱えてしまう可能性も秘めています。
選ばないほうがいい・避けたほうがいい賃貸物件を事前に知っておけば、理想に描いた物件と出会う確率は上がります。今回ご紹介したポイントや注意点を踏まえて、賃貸住宅を選んでみてください。ご精読ありがとうございました。
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