一定額の料金で、コンテンツやサービスが使い放題になるサブスクリプション(サブスク)。
お得にさまざまなコンテンツが楽しめるサブスクですが、ゲームにもサブスクがあるのはご存知でしょうか?
- いろいろなゲームをたくさん遊びたい
- お金ががかかるし、本当に面白いものだけ選びたい
- PCなど、ゲーム環境を整えるのが大変
そんな不満を解消してくれるのが、ゲームのサブスクリプションです。
この記事では、ゲームを手軽に楽しめるゲームのサブスクについて解説します。
後半では、おすすめのゲームのサブスクも紹介します!
ゲームのサブスクリプションってなに?
ゲームのサブスクリプションは、毎月一定額の料金を払えば特定のゲームソフトが遊び放題になるサービスです。
サービスによって、割引価格でソフトが購入できるなどの特典もあり、ゲームをさらにお得に楽しめます。
ゲームのサブスクリプションの特徴
動画や音楽のサブスクに比べて、各サービスで遊べる作品が大きく異なるのがゲームのサブスクの特徴です。
多くの場合、サービスの運営をゲームの作成・販売会社が行っていることが理由で、取り扱う作品は自社または提携プラットフォームで遊べるものに限られます。
そのため、ゲームをプレイするために必要なデバイス(ゲーム機、PC、スマホなど)も運営会社のプラットフォームに依存します。
それぞれのサービスで遊べるゲームは異なりますが、全体的に利用料金が手頃で利用しやすいこともゲームのサブスクの特徴です。
そもそもサブスクリプションってなに?サブスクについてはこちら
ゲームのサブスクリプションのメリット・デメリット
ゲームが遊び放題になるサブスクリプションですが、具体的にどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
それぞれ解説していきます。
メリット
- たくさんのゲームを一定料金で楽しめる
- 気になるゲームを気軽に試せる
- 過去の作品もプレイできる
- デバイスをまたいでゲームができる
- ソフトの価格割引など特典がある
デメリット
- デバイスのデータ容量をたくさん使う
- 対応デバイスが限定される
- 好きなゲーム作品がないこともある
- 回線状況が悪いとプレイしにくい
ゲームをプレイするには、ゲームを楽しむためのデバイスを購入する必要があります。
特にPCゲームは、高スペックなPCが必要だったり、周辺機器も揃えたりとお金がかかりがち。
さらに、ゲームソフトも1本2,000円〜8,000円程度と、たくさんのゲームを気軽に楽しめるとは言いにくい部分がありました。
しかし、定額料金のサブスクなら、たくさんのゲームを気軽にプレイできます。
もともとゲームが好きな人がさらにゲームを楽しむのはもちろん、ゲーム初心者が新たにゲームを始めるハードルも下がります。
注意点としては、ゲームをスムーズにダウンロード・ストリーミングするための固定回線(有線・Wifi)と、サービスに対応するデバイスが必要になること。
特に対応デバイスはサービスを選ぶ際にも確認するポイントの一つです。
どんなゲームがあるの?
サブスクで遊び放題になっているゲームのラインナップには、過去人気があった作品や名作と言われる作品が多く揃っています。
名前は聞いたことがあるけれどプレイしたことのない有名作品や、YouTubeのゲーム実況などで話題の作品も見つかるかもしれません。
遊べるゲームの例
- スーパーマリオカート(Nintendo Switch Online)
- Final Fantasy VII(PlayStation Now)
- HALOシリーズ(Xbox Game Pass)
ゲームのサブスクリプションの選び方
次は、サブスクリプションを選ぶ際にチェックしたいポイントを3つ解説していきます。
プレイしたいゲームがあるか
とてもお得なゲームのサブスクですが、遊び放題になるゲーム作品は限られています。
対象の作品に遊びたいゲームがあるかを見てみることが大切です。
また、遊びたいゲームの数が少なければ個別で買った方がコスパが良かった、ということも。
知らない作品が多くても、いろいろ試したい!という人は作品数で選ぶのも良いかもしれません。
配信作品については各サービスの公式サイトで公開されていて、記事の後半にリンクを貼っているので、チェックしてみてね!
対応デバイスを持っているか
もう一つチェックしたいポイントは、自分が持っているデバイスが対応しているかどうかです。
Nintendo Switch OnlineはNintendo Switch、PS NowならPlayStationのように、サービスによって利用可能なデバイスが異なり、プレイできる作品も変わります。(いくつかのデバイスに対応しているサービスもあります)
自分が対応するデバイスを持っているか、新たにデバイスを買う必要があるかを事前に確認することが大切です。
ゲームのサブスクリプションの比較・TOP3
ゲームの需要は国内でも海外でも高まっています。
特に2020年は前年比131.6%の20兆円を突破(出典:ファミ通ゲーム白書 2021)し、それにともなってゲームのサブスクリプションも加入者数が増えました。
ここでは、そんなサブスクの中でも注目したい6つのサービスを、さまざまな角度で比較してみます。
市場シェア
ランキング | ゲームのサブスク | 市場シェア |
---|---|---|
1位 | Nintendo Switch Online | 2,600万人以上 |
2位 | Xbox Game Pass | 1,500万以上 |
3位 | EA Play | 1300万人以上 |
人気のサービスが分かる加入者数(全世界、2020年時点)です。
出典:任天堂2021年3月期経営方針説明会/マイクロソフトニュースセンター/MotleyFool
加入者数が最も多いのは、Nintendo Switch Onlineで、2,600万人以上が加入しています。
Nintendo Switch Onlineは通信機能を含んでいるため、オンラインプレイのために利用している人も多くいるかもしれません。
また、ランキング外のサービスの中には2020年前後に開始されたものも多く、これから各サービスの利用者が増えると思われます。
配信本数
ランキング | ゲームのサブスク | 配信本数 |
---|---|---|
1位 | PlayStation Now | 450本以上 |
2位 | Xbox Game Pass | 350本以上 |
3位 | Apple Arcade | 200本以上 |
次はサービス内で遊び放題の作品本数です。
遊び放題対象のゲーム本数は、PlayStation Nowが450本でトップ。
PlayStation歴代作品の多さを感じられる充実度です。
Xbox Game Passは、遊べるプラットフォームも多く、ゲームの種類も豊富。PCゲームの有名作品からインディー作品までさまざまなゲームを広く楽しめます。
月額料金の安さ
ランキング | ゲームのサブスク | 月額料金 |
---|---|---|
1位 | Nintendo Switch Online | 306円 |
2位 | EA Play | 518円 |
3位 | Apple Arcade | 600円 |
毎月払う料金の安さで比べてみます。
ゲームのサブスクは、全体的に手頃な価格が多いです。
その中でも特に安いのがNintendo Switch Online。
市場シェアの比較でも触れましたが、オンライン機能が主軸ということもあってか、誰しもが使いやすい価格です。
おすすめのゲームサブスク(サブスクリプション)比較
サブスク名 | 月額料金 | 配信本数 | 対応デバイス | こんな人におすすめ! |
---|---|---|---|---|
Apple Arcade | 600円(税込み) | 200本以上 | Apple製品(iPhone、iPad、Mac、iPod touch、Apple TV) | ・iPhoneやiPadを使っている方 ・スマホゲームを無課金で楽しみたい方 ・Appleのサブスクを利用している方 |
Nintendo Switch Online | 306円(税込み) | 100本以上 | Nintendo Switch | ・Nintendo Switchを持っている方 ・任天堂の過去作品が好きな方 ・家族でゲームを楽しむ方 |
PlayStation Now | 1,180円(税込み) | 450本以上 | ・PlayStation4/5 ・WindowsPC | ・PlayStation4/5を持っている方 ・PlayStationの過去作品が好きな方 ・PCでPlayStationゲームを楽しみたい方 |
GeForce NOW Powered by SoftBank | 無料 | 90本以上(無料対象作品) | ・PC(Windows、Mac、Chromebook) ・スマホ・タブレット | ・ゲーミングPCが高くて手が出せない方 ・モバイル端末やタブレットでゲームしたい方 ・話題のゲームを低価格でプレイしたい方 |
Xbox Game Pass | 850円(税込み) | 350本以上 | ・Xbox Series One/X/S ・WindowsPC ・Androidスマホ/タブレット | ・海外ゲームも含めていろいろなゲームを試してみたい方 ・最新ゲームをプレイしたい方 ・XboxまたはWindowsPC、Android端末を持っている方 |
EA Play | 518円(税込み) | プラットフォームによって異なる(約40本〜約90本) | ・Xbox One/X/S ・PlayStation4/5 ・PC(Windows、Mac) | ・EAの作品が好きな方 ・海外のゲームをやってみたい方 ・最新ゲームをプレイしてみたい方 |
おすすめゲームサブスクリプション解説
ゲームのサブスクリプションサービスの中でも、人気・注目を集める6つのサービスを紹介します。
(※各サービスの詳細は2022年2月時点のものです。)
Apple Arcade
Apple Arcadeは、Appleが提供するサブスクリプションサービスの一つ。
iPhoneやiPadを使って、200以上のゲームが課金・広告無しでプレイできます。
オリジナルのゲームだけでなく、太鼓の達人やソニックレーシングといった知名度の高い作品もプレイ可能。Apple MusicやAppleTVとセットになったパッケージサービスの「Apple One」に入れば、よりお得さを実感出来ることでしょう。
月額料金
Apple Arcade
600円(税込み)
1か月無料期間あり
新規でAppleデバイスを購入すると3か月無料
Apple One
個人 1,100円(税込み) / ファミリー 1,850円(税込み)
1か月無料期間あり
配信本数
200本以上
配信作品
対応デバイス
Apple製品(iPhone、iPad、Mac、iPod touch、Apple TV)
こんな人におすすめ!
- iPhoneやiPadを使っている方
- スマホゲームを無課金で楽しみたい方
- Appleのサブスクを利用している方
Nintendo Switch Online
ファミコン、スーパーファミコンで発売された往年の名作ゲームをSwitchで楽しめるNintendo Switch Online。
Nintendo Switchのオンラインプレイや購入者特典、ストレージサービス、スマホアプリとの連携機能など、サービス内容が充実しています。
ファミリープランがあり、家族で楽しめるのもポイントです。
月額料金
個人 1か月 306円(税込み) / ファミリー 12か月 4,900円(税込み)
個人プランのみ7日間無料体験あり
配信本数
100本以上
作品一覧
対応デバイス
Nintendo Switch
こんな人におすすめ!
- Nintendo Switchを持っている方
- 任天堂の過去作品が好きな方
- 家族でゲームを楽しむ方
PlayStation Now
PS3、PS4のゲームソフトが楽しめるPlayStation Now。作品数が多く、ファイナルファンタジーシリーズ、バイオハザードシリーズなど、一度やってみたかったというゲームがあるかもしれません。
また、PS4、PS5に加えてWindowsPCでもプレイ可能。
ストリーミングメインですが、PS4の作品は一部ダウンロードして遊べます。ちなみにオンライン機能を利用するためのPS Plus(PlayStation Plus)は別のサービスで、別途加入が必要です。
月額料金
1,180円(税込み)
7日間無料体験あり
配信本数
450本以上
対応作品
対応デバイス
PlayStation4/5
WindowsPC
こんな人におすすめ!
- PlayStation4/5を持っている方
- PlayStationの過去作品が好きな方
- PCでPlayStationゲームを楽しみたい方
GeForce NOW Powered by SoftBank
GeForce NOW Powered by SoftBank
2020年に日本でのサービスを開始したGeForce NOW Powered by SoftBankは、高性能なPCを用意しなくてもハイエンドなゲームが楽しめる、クラウド型のサービスです。
無料対象作は少ないものの、PCスペックを気にせずに遊べると考えるととてもお得。
ゲームの画質や動きが通信環境に影響されるので、思い切り遊びたい人は回線環境に気を使うと良さそうです。
ちなみに日本での提供はSoftbankの他にau(GeForce NOW Powered by au)も行っていますが、サービス内容は全く同じで、料金プランのみの違いです。
月額料金
フリープラン 無料(利用制限あり)
プレミアムプラン 1,980円(税込み)
配信本数
90本以上(無料対象作品)
対応作品
対応デバイス
PC(Windows、Mac、Chromebook)
スマホ・タブレット
※詳細はこちら
こんな人におすすめ!
- ゲーミングPCが高くて手が出せない方
- モバイル端末やタブレットでゲームしたい方
- 話題のゲームを低価格でプレイしたい方
Xbox Game Pass
350を超えるXbox・PCゲームが遊び放題になるXbox Game Pass。
Xboxシリーズのゲーミングデバイス向け、PC向け、さらに双方を含めたプランが有り、Xboxを持っていなくても利用できます。
後述するEA Playを内包し、世界的な人気作品やインディーゲームまでラインナップは豊富。
また、発売初日のゲームが遊び放題の対象になっている点は、他にない大きな魅力です。
月額料金
CONSOLE(Xbox) 850円(税込み)
PC 850円(税込み)
ULTIMATE(CONSOLE・PC・モバイル) 1,100円(税込み)
PCとULTIMATEのみ、始めの1か月100円で利用可
配信本数
350本以上
対象作品
対応デバイス
Xbox Series One/X/S
WindowsPC
Androidスマホ/タブレット
こんな人におすすめ!
- 海外ゲームも含めていろいろなゲームを試してみたい方
- 最新ゲームをプレイしたい方
- XboxまたはWindowsPC、Android端末を持っている方
EA Play
バトルフィールドシリーズなど世界的な人気ゲームを排出するEA(エレクトロニック・アーツ)。そのEAの人気作品が遊び放題になるサービスです。
最新作の試遊や、EA作品の割引などの特典もあり、最新作をお得に楽しみたい方におすすめです。
ユーザーが使っているゲームプラットフォーム(Xbox、PlayStation、PC)によって対象作品が異なるため、事前に遊びたい作品があるかをチェックすると良いでしょう。
Xbox Game Pass(PC、ULTIMATE)に含まれていますが、その場合はXbox対象作品のみ利用できます。
月額料金
EA Play 518円(税込み) / 年間払い 3,002円(税込み)
EA Play Pro 1,644円(税込み) / 年間払い 10,644円(税込み)
配信本数
プラットフォームによって異なる(約40本〜約90本)
対応デバイス
Xbox One/X/S
PlayStation4/5
PC(Windows、Mac)
※詳細はこちら
こんな人におすすめ!
- EAの作品が好きな方
- 海外のゲームをやってみたい方
- 最新ゲームをプレイしてみたい方
まとめ
お得にゲームが遊び放題になるゲームのサブスクリプション。
ゲームを日常的に楽しむ人にも、これからゲームをやりたい人にもおすすめのサービスです。
ゲームのサブスクは、サービスによって作品ラインナップが異なるので、事前のチェックが大切です。
無料のお試し期間が無い場合もありますが、1か月の契約だけでも十分元が取れるはず。
新しいゲームに出会えるチャンスが広がります。
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