仕事や将来の夢のために都内への引越しが決まったら、何を基準にして引越し業者を選んだらいいのか悩んでいませんか?
引越しは新しい生活を送るための大事なライフイベント。大切な荷物を預けなければいけないので、業者選びには慎重になります。
料金で決めるのかサービスで選ぶのか、よくある失敗例を参考にしながら、引越し業者の選び方のポイントについて解説します。
引越し業者の選び方
まずは、引越し業者に見積りをお願いすることから始まります。
引越し業者にメールや電話で見積り依頼していきますが、あなたが住んでいる地域から都内へ引越しできるのかを確認しなければいけません。
引越し代金の算出方法は、基本的に引越しの移動距離と荷物量・日程などをベースに決定します。
それぞれの引越し業者の見積りから、価格はどれくらいなのか、サービスの内容は充実しているかを比較して総合的に納得できる業者を選びます。
引越し業者の選び方は、料金を少しでも安くしたい、そのうえサービス内容が豊富で会社の信頼度が高いかどうかも、選ぶ基準として大切です。
都内への引越しには比較サイトでの一括見積りがおすすめ
都内へ引っ越す場合、利用できる引越し業者が多数存在しているので、一度に複数社の請求・比較ができる引越し一括見積りサイトがおすすめです。
引越し一括見積りサイトは、完全無料で知りたい業者の見積りの提示が受けられます。
CMなどで宣伝している大手の業者は、何となくイメージできますが、地元の中小業者は宣伝していないので、件数としては把握しきれないほど多くあります。
一社ずつ調べて見積り請求しても良いのですが、それでは時間も手間もかかってしまいます。
引越し一括見積りサイトのデメリットは、条件に合った業者を探して見積り依頼するので、条件に合ったすべての業者から連絡がくることです。
多い時は一斉に10社ほど電話がかかってくる可能性もあるため、対応が大変になります。
サイトによっては、希望できる業者だけを選んで見積り依頼ができる方法もあるので、ぜひ参考にしてみてください
引越し業者選び 5つのポイント
多数の中から1件のみ、引越し業者を選ばなくてはいけません。
どんな点をポイントにして選んだらいいのか主な5つをご紹介します。
- 引越し業者の種類と特徴
- 料金の安さ
- サービスの内容
- 業者の接客態度や評判
- 引越しの日程と時間帯
引越し業者の種類と特徴
引越し業者を選ぶポイントの1つめは、種類と特徴です。
テレビCMなどでよく目にする、全国に展開している大手引越し業者と、近距離や隣接の県を対象とした地域密着型引越し業者の2種類あります。
都内から離れた他県から引っ越される場合は、大手引越し業者がおすすめです。信頼度もサービスも充実しており、安心して利用できます。
都内から近距離であれば、地域密着型引越し業者の方が広告宣伝費などの諸経費がかかっていないため、費用を安く抑えられる点が特徴です。
しかし、サービスに関しては会社によって大きく異なるので、納得できる業者かどうかをしっかり調べておきましょう。
料金の安さ
引越し業者を選ぶポイントの2つめは、料金の安さです。
営業の接客も丁寧で同じようなサービスが受けられる場合、少しでも安い会社がおすすめです。
選ぶ方法は、複数の引越し業者から見積りを依頼して比較する必要があります。
引越し料金は定額ではないので、交渉することで安くなることも。
すばやく確実に調べる場合、引越し一括見積りサイトがおすすめです。
サービス内容
引越し業者を選ぶポイントの3つめは、サービスの内容がどれだけ充実しているのか確認することです。
どんなサービスを提供しているのかは、引越し業者によって異なるので、安いだけの理由で選ぶと後から追加料金が取られる可能性があります。
例えば、段ボールが無料でもらえると思ったら有料だったり、エアコンの脱着についても別料金の可能性があるのでチェックしておきましょう。
業者の接客態度や評判
引越し業者を選ぶポイントの4つめは、業者の接客態度や評判です。
電話の応対で態度が悪かったり、訪問の見積り時の担当の人柄が良くなかったりした場合は、引越し業者全体の教育がされていない可能性があります。
また、そういう場合は引越し当日の対応も良くないかもしれないので、事前にインターネットなどで口コミや評判を確認しておくことをおすすめします。
引越しの日程と時間帯
引越し業者を選ぶポイントの5つめは、日程と時間帯です。
引越したい日に、日程と時間が合う引越し業者を選ぶのも必要です。
引越しが集中する繁忙期(3~4月)や土日・祝日は、条件が良くても業者によっては予約がいっぱいで引越しができない可能性が出てきます。
また、午前中は人気があり料金が高めで、午後からの方が安いなど時間帯によって価格が変動するので、条件と料金が納得できる引越し業者を選びましょう。
費用を抑えるコツ
新生活を送るには、いろいろな場面でお金がかかります。
引越し料金は決まっているわけはないので、あらゆる方法で費用を抑えられます。
引越し業者を選ぶ前に知っておきたい、費用を抑えるコツをご紹介します。
- 一括見積りサイトで相見積りを取る
- 安くなるフリー便を選ぶ
- 繁忙期を避ける(土日祝日・月末月始・縁起の良い大安の日など)
- とにかく運ぶ荷物を減らす
一括見積りサイトで相見積もりを取る
上記にもありましたように、見積りは一社だけでなく、相見積りを取ることで一番安い引越し業者を探すことができます。
また、あなたが複数の業者に見積りの依頼していることを引越し業者が知ると、少しでも安く見積れるように業者が努力するので、料金が少しでも抑えられるでしょう。
安くなるフリー便を選ぶ
引越しの時間帯は、需要が多い「午前便」は料金が高くなりますが、安くなる「午後便」の指定よりも、料金がもっとお値打ちな「フリー便」があります。
フリー便とは、当日に空いた時間を引越し業者に合わせて利用する引越し便のことです。時間に余裕があり、近距離で荷物の少ない人におすすめです。
デメリットとしては、連絡が前日か当日で引越しの時間が読めないので、午後から夕方にかけて作業時間が遅くなる場合があります。
それでも問題ない場合は、費用が抑えられますので、その浮いた分のお金で新生活に使えるようにフリー便を考えておきましょう。
繁忙期を避ける(土日祝日・月末月始・大安などの縁起の良い日など)
引越しの多い繁忙期は、一般的に3月~4月です。会社の転勤や新社会人、学生の入学などで、どうしても引越し件数が多くなり料金も高くなります。
通常期の5月~2月の引越しに比べて、料金が倍かかる場合もありますので、学生から新社会人になり上京する場合は、少し前倒しして2月に引っ越す方法もあります。
さらに、土日や祭日も仕事や学校が休みのところが多く、引越しが集中してしまうため料金は高くなります。
また、賃貸物件の更新時期の関係で、月末は引越しが多くなり料金が高めに設定されるため、月の中旬は比較的料金が安くなる傾向があるようです。
暦や縁担ぎのために大安の日を選ぶ人も多いので、料金が高くなる人気のある日も要チェックですね。
総合すると、繁忙期を避けた月中の平日で大安を避ければ少しでも安く設定できます。
とにかく運ぶ荷物を減らす
自分で物を減らすことで、トラックの積載量を減らすことができれば、それでも費用を抑えることができます。
使用できるけど使わないものや新生活に必要ない物は、引越しをきっかけに思い切って捨てることもおすすめです。
引越し業者選びの失敗例
引越し業者選びを間違えると、料金を多く支払うだけでなく、思っていたサービスが受けられなくてトラブルになることも。
よくある失敗例は以下の2点です。
- 見積りを一社しか取らなかったら相場以上の料金だった
- 価格の安さで選んだらサービスが悪かった
上記のよくある失敗例を参考に解説します。
見積りを一社しか取らなかったら相場以上の料金だった
一社だけしか見積りを取らなかった場合、料金が高いのか安いのかわからないです。
複数の業者から見積りを取っていることが業者側にわかると、価格競争が発生するので価格が下がりやすくなります。
条件から料金を算出し、そこから割引してくれる可能性があるため、他社とも見積りを取っていることをアピールしましょう。
価格の安さで選んだらサービスが悪かった
価格の安さだけで選んでしまうと、思っていたサービスが受けられなかったトラブルも良く起こります。
安いからといって小さいトラックにして荷物が積みきれなかった場合、自分で運ぶことになったり、余分に運んだために追加料金を取られたりすることも。
また、引越しの時にエレベーターや壁などをガードする「養生(ようじょう)」をしないで荷物を運び、部屋や家具を傷つけてしまうこともあります。
家具や壁を傷つけた時の保険に加入していなければ、修理してくれない可能性もあります。
また、引越しで出た段ボールの回収しない業者もあります。
引越し業者のホームページを見てどんな会社なのか、サービスなどの評判や口コミを事前にしっかり調べておくことで、引越し業者選びの失敗が減ります。
こんな引越し業者には要注意
引越し一括見積りサイトの場合、基本的には優良な業者ですが、中には気を付ける必要がある業者もあります。次のような引越し業者は要注意です。
- 極端に安い引越し料金
- 破損や建物の傷が補償対象にならない
- 契約前に段ボールを置いていく業者
極端に安い引越し料金
他社と比べて極端に安い引越し業者は、もしかしたら悪徳業者かもしれません。
基本料金は国土交通省で定められています。
気になる場合は調べておくことをおすすめします。
破損や建物の傷が補償対象にならない
いくら料金が安いからといって、物の破損や建物の傷が保証の対象にならない業者は後でトラブルになる可能性が高くなります。
保険に入っているかどうか確認しておきましょう。
契約前に段ボールを置いていく業者
見積りの確認をしただけで契約をしていないのに、先に段ボールを置いていく業者、契約を急がせる業者は要注意です。
引越し業者は、国土交通省が定めた「標準引越運送約款(やっかん)」に基づいてルールに従う必要があるので、思わぬトラブルがあった場合は確認しましょう。
まとめ
都内へ引越しする場合の、業者の選び方のポイントやよくある失敗例、また費用を抑えるコツなど安心な引越しができるようにご紹介しました。
新生活は何かとお金がかかります。引越し一括見積りサイトを利用して、費用を少しでも抑えられたら、浮いたお金で他に欲しいものが購入できます。
しかし、いくら料金が安くても荷物を乱暴に扱ったり、接客の態度が悪かったりすると、せっかく新居での生活に期待で胸を膨らませていてもテンションが下がってしまいます。嫌な思いをしないためにも、料金やサービス内容、口コミや評判など総合的に比較して自分に合った引越し業者を選びましょう。