東京での一人暮らしとこれから始まる新生活。
新しい環境での生活に期待が膨らみますよね。
無事に物件が決まった後は、きちんと準備をして新居に引っ越すのみです。
引越しの準備から、新居に引越してからの手続きについて、最低限必要なことが分かっていれば、気持ちも楽になります。
今回は、具体的にいつ何をすればいいのか段階を踏んだチェックリストを作成しました。
楽しい新生活を気持ちよくスタートさせるためにも、大まかな流れと具体的なステップをみていきましょう。
引越しの流れ
大まかな引越しの流れは以下の通りです。
- 退去の連絡
- 引越し方法を決める
- 荷造り
- 書類の住所変更手続き
- 水道ガス電気の開通手続き
- 転出届
- 新居へ荷物の搬入
- ガスの立ち会い
- 旧居の立ち会い
- 転入届
では、どのタイミングで行うことなのか具体的にご紹介いたします。
引越し日が決まったらやること
管理会社に退去の旨を伝える
引越しが決まったら、まずは現在の住まいの退去手続きを行います。
管理会社によって退去申請の方法は異なりますが、転居する1か月前には連絡を取ることが多いです。
退去申請が遅くなると家賃が日割り計算で発生するため、新居に引越してからも旧居の家賃を支払わなくてはいけなくなる可能性があります。
まずは、契約書で退去申請方法を確認しましょう。
退去日を引越し当日に設定してしまうと、引越し先で搬入完了した後に、旧居に戻る必要があります。慌ただしいスケジュールになってしまうため、退去日は余裕を持って設定しましょう。
退去日が決定したら、担当者との退去時立ち会いと、鍵(スペアキーもあるなら2本)の受け渡しがあります。
退去時の立ち会いは、荷物が完全に撤去された状態で部屋の状態を見る必要があります。
何も問題がなければ敷金は戻ってきますが、経年劣化を除く、壁や床などの破損・汚れによっては追加で修繕費を支払うことも考えられます。
引越し業者に見積もりを依頼する
正確な見積り金額を確認するために、新居に持っていく物をひと通り把握しましょう。
特に大型家具や家電、自転車などは申告忘れのないように注意します。
一括の見積もりサイトを利用すると各引越し業者から一斉に電話などで連絡がきます。
そのため事前に何を重視するのか決めておき、引越し業者を選ぶことをおすすめします。
引越し代金は、現在のお住まいから新居までの距離で大まかな相場を確認しましょう。
繁忙期の3月4月や土日は通常よりも値段が上がる傾向にあります。
引越しのプランによって、梱包資材を自分で用意しなくてはならない場合があります。
食器などの割れ物は一つ一つ梱包する必要があるので資材の準備をしましょう。
全てお任せしたい、少しでも安く済ませたいなど、一番重要視するポイントで引越し業者を選びましょう。
必要な家具や家電を揃える
引越し日が決まって搬入完了時間も分かったら、新居に必要な家具や家電を手配しましょう。
引越し直後は荷ほどきや立ち会いなどで忙しくなるため、必要な家電や家具は引越し日が決まり次第手配をすすめた方がすぐに生活できる状態になります。
たとえば、ベッドや洗濯機・冷蔵庫・照明・カーテンなどを優先的に用意することをおすすめします。
特に照明とカーテンは、引越しが完了したらすぐに取り付けができるよう事前に購入するとスムーズです。新居のカーテンの幅・長さと、照明の型について把握しておきましょう。
不要な家具や家電を処分する
不要な粗大ごみがある場合は、早めに処分の手続きを行いましょう。
大型家具などの粗大ごみは自治体によって処分方法が異なります。
処分する日時指定や、指定のシールを貼らないと廃棄できない場合があるので、早めの手続きがおすすめです。
不用品が沢山ある場合は買い取り業者に依頼することも手段の一つです。
譲ることを検討している方はフリマアプリなどを利用して、余裕を持って出品しましょう。

引越し2週間前にやること
転出届の手続きをする
役所での転出届の手続きは基本的に平日しか行っていません。
転出届は、新居に引越した後に、転入届の提出の際に必要になります。
必ず引越し前に転出届を入手するように平日で時間を見つけて手続きしましょう。
書類の手続きには本人確認書類と印鑑・マイナンバーカード(通知カード)などが必要です。
市役所のホームページで確認をして当日忘れ物のないようにしましょう。
荷造り(普段使わないもの)
季節外れの衣類の荷造りを始めましょう。また、断捨離したい場合は引越しがチャンスです。
時間が掛かってしまう漫画や書籍・洋服・趣味のグッズなどの小物類は、早めに荷造りをするに越したことはありません。
余裕を持って引越し当日を迎えるためにも時間を見つけて少しずつ取り掛かりましょう。
水道、ガス、電気の手続き
旧居の解約と新居の開通手続きが必要になります。
引越し日が決まったら電話またはインターネットで手続きを済ませましょう。
電気水道は基本的に立ち会いのない場合はほとんどですが、ガスは転居先で立ち会いが必要となります。
引越しシーズンは、立ち会いの予約も混みあう可能性が高いため早めに予約することをおすすめします。
各種サービスの住所変更
クレジットカード、契約関連(保険)、銀行などの住所変更を行います。
ネットショッピングをよく利用する場合は、送り先に新居を追加しておくと間違えることなく手続きが可能になります。転居後には、新居をメインの送り先に変更し、旧住所は削除しましょう。
インターネット回線の契約変更
インターネット回線を旧居で契約している場合は、移転手続きを行います。
引越しには、ポケットWi-Fiが便利です。この機会に検討するのも良いかもしれません。
ポケットWi-Fiは、回線工事の必要がないため、引越し後もすぐに利用することができます。インターネット回線を契約したい場合は回線工事の予約が必要となるため、早めに連絡をしましょう。
引越し1週間前にやること
荷造り(普段使うもの)
1週間前になったら普段使っている日用品などの荷造りを始めましょう。
食器やタオル、洗剤などを徐々に段ボールに詰めていきます。荷ほどきが楽にできるように、段ボールには使う場所や詰めた物の名前を記載することをおすすめします。
食器や日用品は、引越し先で買い足すことが容易なので、最低限の数だけ用意しましょう。引越しの際に割れないように緩衝材を利用して梱包しましょう。
郵便物の転送届
郵便物の住所変更を全て行うことは難しいですよね。郵便局の便利な転送サービスを利用しましょう。
手続きはインターネットから簡単にできます。転居日から1年間は、旧居宛の郵便物が転送されるサービスなので忘れずに行うことをおすすめします。
引越し後は、転送された郵便物から順番に住所変更します。
注意点として、郵便局からの郵便物以外(ネコポスやクロネコDM便など)は転送されないことが挙げられます。
過去に購入したショッピングサイトからダイレクトメールが定期的にくる場合は、インターネットから中止手続きまたは住所変更をしましょう。
引越し前日にやること

冷蔵庫の電源を切る
引越し前日の遅くとも夜までには、冷蔵庫の中身を空にして電源を切りましょう。
搬入の際に水漏れなどで故障の原因になるためです。
1週間くらい時間をかけて冷蔵が必要な食材を徐々に減らすことをおすすめします。
引越し前日は調理器具なども既に荷造りしている状態が望ましいため、食事はテイクアウトやコンビニで済ませた方がスムーズです。
貴重品や当日必要な物をバッグにまとめる
転居先の鍵や旧居の鍵、印鑑・財布・スマホなどの貴重品は荷造りとは別にして準備しましょう。
引越し前日は荷造りで物が散乱しやすく、何をどこに片付けたか分からなくなる場合があります。紛失を防ぐためにもバッグに必要なものをまとめておくと慌てることもなくなります。
引越し費用分の現金を用意
引越し代金は現金支払いの場合がほとんどです。
そのため、搬入完了にすぐ支払えるように前日までには用意しておくと良いでしょう。
おつりが発生しないように見積もりの金額と、冷蔵庫の下に敷くマットを別料金ですすめられることもあるので、必要な人は5,000円程度余分に用意しておくと安心です。
引越し当日にやること
引越し当日は以下の物があると便利です。
- ガムテープ:引越しの最中に梱包忘れの物があったときに使います
- 充電ケーブル:当日は引越し業者や立ち会いの方から連絡がくるので持っていると安心です。
- トイレットペーパー:全て梱包した状態だと段ボールから探すのが大変なので、1つ用意しておくと何かと便利です。
- ゴミ袋・雑巾:退去時にきれいな状態にするために掃除用具を用意します。
冷蔵庫や洗濯機、家具が運ばれたら、すぐに掃除をしましょう。
退去時の立ち会い、鍵の返却
退去日は、不動産担当者が部屋の状態を確認します。
そのため引越し当日は、荷物がなくなった状態で、最低限の掃除をしましょう。
また忘れ物がないかどうか、旧居に備え付けの物で紛失物はないか把握します。
旧居の鍵も忘れずに手元に用意しましょう。
ガスの立ち会い
ガスの開通に伴い、転居先で20分程度の立ち会いが必要になります。
引越し当日にガスの開通がされないとお風呂も入れないので必ず行いましょう。
台所と浴室の点検に入るので、引越し直後は段ボールなどの荷物が邪魔にならないようにします。
引越し業者と住民への対応
新しい環境に伴い、生活をする上で相手にとって心地良い対応を心掛けることは大切です。
引越しの最中は物音などでご迷惑をおかけするため、管理人や近隣住民の方へ挨拶をしましょう。
引越し業者に差し入れをする際は、退去完了時や最後の搬入完了時に渡すとスムーズです。
引越し後2週間以内にやること
転入届の手続き
転居日から2週間以内に手続きが必要となります。
区役所によっては休日に対応しているところもあるため事前に確認しましょう。
必要な書類は転出届、身分証明書などです。
住民票の変更
住民票の変更と同時にマイナンバーカードの住所変更も行います。
新しい住民票は、会社や各種手続きに必要になる場合が多いです。必要な部数を取り寄せましょう。
運転免許証の住所変更
期限は決まっていませんが住所変更を怠ると身分証明書として使用できず、2万円以下の罰金が取られることがあります。
警察署か免許センターで変更手続きが可能です。新しい住民票と免許証が必要になります。
土日も対応しているため早めの手続きがおすすめです。
チェックリスト
引越し日が決まったらやること
- 管理会社に退去の旨を伝える
- 引越し業者に見積もりを依頼する
- 必要な家具や家電を揃える
- 不要な家具や家電を処分する
引越し2週間前にやること
- 転出届の手続きをする
- 荷造り(普段使わないもの)
- 水道、ガス、電気の手続き
- 各種サービスの住所変更
- インターネット回線の契約変更
引越し1週間前にやること
- 荷造り(普段使うもの)
- 郵便物の転送届
引越し前日にやること
- 冷蔵庫の電源を切る
- 貴重品や当日必要な物をバッグにまとめる
- 引越し費用分の現金を用意
引越し当日にやること
- 退去時の立ち会い、鍵の返却
- ガスの立ち会い
- 引越し業者と住民への対応
引越し後2週間以内にやること
- 転入届の手続き
- 住民票の変更
- 運転免許証の住所変更
まとめ チェックリストに沿って引越しの準備を進めよう
引越しの際のやることチェックリストはいかがでしたでしょうか。
新しい環境での生活はワクワクしますよね。チェックリストに沿って無事に引越しを終えたら、新生活に向けて素敵な環境を整えていきましょう。